EXCELを使って、日付が横に並ぶエクセルカレンダーの作成方法を初心者の方に分かりやすく画像付きで解説します。
関数を使って日付と曜日を自動入力する方法をお伝えしますが、関数の式をそのまま使って頂ければ大丈夫です。もっと、関数のことを知りたいと思ったときに「DATE関数とは?」「Monthly関数とは?」というのを調べることで知識が増えていくきっかけになります。
少し予定表のフォーマットを変えても、参照しているセルの位置を変更するだけで対応できます。
年月を入力する
- 年と月を入力する欄を作ります。
数字と文字は別のセルに入力します。一つのセルに「2019年」と入力すると関数を使ったときに正しく反映されません。
日付を自動入力する
- セルC4に1日の日付を入力します。
- セルC4からD4までを範囲指定します。
- ホームタブをクリックします。
- 数値の左下の矢印をクリックします。
- セルの書式設定画面が表示されます。
- 表示形式タブをクリックします。
- 分類の中から「ユーザー定義」をクリックします。
- 種類に「d」と入力して「OK」をクリックします。
dは日付を現しています。
- セルD4に「=IF(C4="","",IF(MONTH(C4+1)=$D$2,C4+1,""))」と入力します。
月の日付は、2月は28日まで、閏年は29日まで、30日・31日の月がありますので、その月の日付以外は表示しないための関数式です。
- セルD4をコピーして、E4からAG4まで貼り付けます。
- 必要に応じてセル幅を調整します。
曜日を自動入力する
- セルC5に「=C4」を入力します。
- ホームタブをクリックして「数値」の左下矢印をクリックします。
- セルの書式設定画面が表示されます。
- 表示形式タブをクリックします。
- 分類の「ユーザー定義」をクリックします。
- 種類に「aaa」と入力して「OK」をクリックします。
数値を文字列に変換するために「aaa」と入力しましたが、他にも表示形式を指定することができます。
aaa:月・火・水・木・金・土・日
aaaa:月曜日・火曜日・水曜日・・・
(aaa):(月)・(火)・(水)・・・
ddd:Mon・Tue・Wed・・・
dddd:Monday・Tuesday・Wednesday・・・
- セルC5をコピーして、D5からAG5まで貼り付けます。
- すると、曜日が表示されます。
罫線を引く
- カレンダーの範囲を指定します。
- ホームタブを開き、フォントの中にある罫線をクリックします。
- メニューが表示されたら「格子」をクリックします。
- すると、範囲指定した部分に罫線が引かれます。
土日に自動で色を付ける
- カレンダーの範囲を指定します。
- ホームタブを開いて、条件付き書式から「新しいルール」をクリックします。
- 書式ルールの編集画面が開きます。
- 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
- 書式設定に「=WEEKDAY(C$4)=1」を入力し、日曜日のセルの色を変えます。
- 書式をクリックします。
WEEKDAY関数は「=WEEKDAY(シリアル値,種類)」で表示します。
シリアル値は、日付データのことです。
種類は、数字と曜日が対応しています。
- 1=日曜
- 2=月曜
- 3=火曜
- 4=水曜
- 5=木曜
- 6=金曜
- 7=土曜
- セルの書式設定画面が開きます。
- 塗りつぶしタブを開き、背景色を選び「OK」をクリックします。
セルの背景色を変えて分かりやすくするため、塗りつぶしを選びます。文字の色を変えたいときは、フォントタブでカラーを選びます。
- 書式ルールの編集画面が表示されたら「OK」をクリックします。
- 条件付き書式ルールの管理画面が表示されたら「新規ルール」をクリックします。
- 書式ルールの編集画面が開きます。
- 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
- 書式設定に「=WEEKDAY(C$4)=7」を入力し、土曜日のセルの色を変えます。
- 書式をクリックします。
- セルの書式設定画面が開きます。
- 塗りつぶしタブを開き、背景色を選び「OK」をクリックします。
- 書式ルールの編集画面が表示されたら「OK」をクリックします。
- 条件付き書式ルールの管理画面が表示されたら「OK」をクリックします。
祝日の日付にも自動で色を付ける
- シートを1枚追加して、シート名を「祝日リスト」に名前を変更します。
- 祝日リストを作成します。
祝日を入力するのが面倒なときは「祝日リスト」をダウンロードしてお使い下さい。
- カレンダーの範囲を指定します。
- ホームタブを開き、条件付き書式から「新しいルール」をクリックします。
- 書式ルールの編集画面が開きます。
- 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックします。
- 書式設定に「=COUNTIF(祝日リスト!$A$2:$A$23,C$4) =1」を入力し、祝日のセルの色を変えます。
- 書式をクリックします。
- セルの書式設定画面が開きます。
- 塗りつぶしタブを開き、背景色を選び「OK」をクリックします。
- 書式ルールの編集画面が表示されたら「OK」をクリックします。
- 条件付き書式ルールの管理画面が表示されたら「OK」をクリックします。
設定は全て終わりです。
完了すると、画像のように色分けが自動で反映されます。
完成したエクセルカレンダーを無料ダウンロードできるようにしましたので、参考にご活用下さい。